sleeping cat* -100ページ目

地球

この広い宇宙のなかに地球と言う星がある


青く小さな星

星だってときには泣くさ

泣いてるときはなぐさめてあげよう

ぼくらの手のなかにつつんであげよう

落花



あい が


すべてだと おもっていたのよ




それなのに


それなのに




なにかが たりない 


きがするのは




なんでなの




なんでなの。

青い 青い


空のかけらを

つなぎ合わせたら

青い 青い

地球ができた

短歌集o

「人間」



僕らは必死に両手を伸ばして

空を掴もうとしているんだけど

やっぱり、

こんなにもちっぽけで。





「笑顔」



いつも笑っていられるほど

鈍感ではないでしょう?





「最も欲しかったもの」



永遠は

手に入らなくて。





「灯台もと暗し」



一を知り十を知るって言葉があるけど

十を知り一を知ることもあるんじゃないかしら





「強さ」



苦しいこと、いっぱいあるよ。

それでも前を向くから

強いって 言うんだよ。





「朝」



朝が 来る。

ひそやかな哀しみと、

祝福をつれて





「凛」



笑いたければ笑えばいい

これがわたし、と前を向く。





「ノイズ」



うるさいのは

ラジオのノイズ?

わたしのこころ?





「おもう。」



いま あなたは

泣いているの? 笑っているの?




「日常」



問題は

次からつぎへと湧いて出るけど

少しずつ 進歩してるよ





「執行猶予」



もう少し待って。

あなたに言いたいことがある





「成長」



年の数だけ

変わっていくわね やっぱり。





「連理の木」



いつまでも共にあること

それが、当たり前の法律。


連なりの、理(ことわり)。





「笑えない はなし」



かなしみが

野菜スープの上に

たゆたっているので

飲みほしてしまおうと 思いました





「年月」



いくひさしゅう。

お久しぶりね。お元気ですか

わたしの見ていない 過去のあなたは

どんな風に生きていましたか





「にが笑い」



かなしいひとね

満足に 笑顔も作れないの


かなしすぎて

いとしくなるわ





「アオゾラ」

空があまりにも

淡すぎたので


ぼくは おもいきり

めちゃめちゃにしてやりたくなるんだ

朝の光

ただよう暗やみを押し上げて


いま

朝がやってきた


ひかりはいつも

この手に握っていた


忘れていただけ



痛みを朝は 癒してはくれないが

持てあますほどの 希望を 

精一杯に

詰めこんでくる



それだけで

充分



充分すぎるほど

充分

帰郷

私達には

帰る場所がある


誰しも胸の中に

そっと抱いている

Be living

澄んだ空に 軽やかな風
この道を歩いていけば
何かにたどりつける気がして
孤独からの開放を求めて

柔らかな日差しのもとで
草木が揺れる
手に触れた草の葉で
ひとすじ指を切る
いま
生きる切なさをしる

MOON

今夜も月が私を呼ぶ
青い光を身体に浴びて
深い呼吸をひとつだけする

素直になればなるほど
闇に迷う
素直になればなるほど
感情が傷つける
それでも月は私に言う
偽りの強がりは弱さの証

闇を征服した雲をかきわけ
今夜も月をさがす私

初恋

まどろみのヴェールをこえて
君をみつけた
透き通る羽に朝陽を纏い
くるくる水の面に輪を刻む
手を差し伸べれば
朝露と化してしまいそうな
声をかければ
光に溶けてしまいそうな

名も知らぬ少女に
恋して目覚めた朝

Hold on to your feelings

錆付いた心はいつか沈む
闇の深さに泣いていても
孤独感からは逃れられない

愛がない 夢がない 希望がない

無を嘆かないで
風が吹かないその場所でも
走ればそれを感じることかできる